サウナで髪が死んでない?美容師歴20年の僕がサウナハットのガチ効果を徹底検証してみた

こんにちは、現役美容師のKAZUです。

美容師としてハサミを握り続けて20年以上。これまで数万人の髪を見てきました。30代から50代のお客さまを中心に、日々髪の悩みに向き合っている僕ですが、ここ最近、サロン現場で急激に増えている「ある恐ろしい現象」があるんです。

それは……「なんか最近、急に髪がパサつき出した」「トリートメントしても全然きかない」「髪の毛がジリジリ・チリチリしてきた」というお悩み。

カウンセリングで「何か生活習慣変わりました?」って聞くと、かなりの確率で返ってくる答えがこれです。

「あ、最近サウナにハマってて、週に2〜3回通ってるんです!」

……出ました、サウナブーム!
整うのは最高ですし、健康や美容に良い面もたくさんあります。僕だってサウナは大好きです。でもね、美容師としての本音を言わせてください。

「ちょっと待って、あなたの髪、サウナで悲鳴あげて死にかけてるよ!?」

今回は、サウナブームの陰でひっそりと進行している「サウナ髪ダメージ」の恐ろしい現実と、最近よく見る「サウナハット」って本当に意味があるのか?について、20年のキャリアを持つ僕がガチで検証した結果を、本音全開でお伝えします。

サウナの熱が髪に与える恐ろしいダメージの現実

まず、厳しい現実からお話ししますね。耳が痛いかもしれないけれど、自分の髪を守るためにしっかり聞いてください。

髪の毛の主成分って何か知っていますか?そう、「タンパク質」です。身近なもので例えるなら「生卵」と同じなんですよ。

生卵に熱を加えるとどうなりますか?ゆで卵になりますよね。そして一度固まったゆで卵は、絶対に元のトロトロの生卵には戻りません。これ、髪の毛でも全く同じことが起きているんです。専門用語では「タンパク変性」なんて言ったりしますが、要するに「髪が熱で固まって死んでしまう」ということです。

一般的なドライサウナの室内温度は80度〜100度。しかも湿度が低い乾燥空間です。髪の毛は、濡れた状態だと約60度、乾いた状態でも約130度で熱によるダメージを受け始めます。水分を含んだ髪で高温のサウナ室に入ったらどうなるか……想像できますよね?

髪の中の水分が一気に沸騰して蒸発し、髪の表面を保護しているキューティクルはバリバリに剥がれ落ち、中のタンパク質はカチカチのゆで卵状態になります。これが、サウナ帰りに感じる「髪のゴワゴワ・パサパサ」の正体です。

特に30代〜50代の髪は、加齢によってもともと水分や油分が減っている「エイジング毛」に差し掛かっています。さらに白髪染めやカラーリング、パーマをしている人がほとんどですよね。ただでさえデリケートになっている髪に、100度の熱風をノーガードで浴びせるなんて、美容師からしたら「火の中に素手で飛び込むようなもの」ですよ!

「サウナハットなんて気休めでしょ?」と思っているあなたへ

サウナ施設に行くと、羊みたいな帽子やかぎ針編みの可愛い帽子をかぶっている人を見かけますよね。あれが「サウナハット」です。

正直に白状します。数年前、サウナハットが出始めた頃、僕自身もこう思っていました。
「どうせサウナーのおしゃれファッションアイテムでしょ?」「布切れ一枚頭にかぶったくらいで、100度の熱から髪が守れるわけないじゃん」って。

美容師としての職業柄、生半可なケアグッズは信用しないタイプなんです(笑)。

でも、あまりにもお客さまから「サウナハットって効果あるんですか?」と聞かれるので、僕自身が実際にサウナハットを購入し、自分の頭とサロンの毛束を使ってガチで検証してみることにしたんです。

その結果……僕が間違っていました。全国のサウナハット愛用者の皆さん、本当にごめんなさい!
結論から言います。サウナハットは、髪を守るために「絶対に必須の神アイテム」です。気休めどころか、これなしでサウナに入るなんて今では考えられません。

美容師が本気で検証!サウナハットのガチ効果

では、なぜサウナハットがかぶるだけでそこまで効果があるのか、僕が検証して分かった「ガチの効果」を3つに分けて解説します。

効果その1:熱による「髪のゆで卵化」を防ぐ

サウナ室の中って、熱い空気は上にたまりますよね。つまり、体の中で一番高温の熱風に晒されているのは「頭」なんです。

サウナハット(特に断熱性の高い素材のもの)をかぶると、帽子内部の温度上昇が劇的に抑えられます。実際に温度計を入れて計測してみたんですが、ハットの内部は外気より10度〜20度以上も低い温度に保たれるんです。

この差がめちゃくちゃ大きい!髪のタンパク質が熱で固まる限界ラインの手前で踏みとどまってくれるので、サウナ上がりの髪の「ゴワつき」が圧倒的に少なくなります。

効果その2:頭皮の乾燥・毛穴のダメージを防ぐ

髪の毛だけじゃなく、髪を育てる「畑」である頭皮もサウナの熱で大ダメージを受けています。高温で乾燥した空気を直に浴びると、頭皮の水分が一気に奪われ、乾燥によるフケや痒み、さらには抜け毛や薄毛の原因になります。

特に30代以降は頭皮の血行やターンオーバーが乱れやすい年代。サウナハットで頭皮の急激な温度上昇と乾燥を防ぐことは、未来の元気な髪を育てるためにもものすごく重要なんです。

効果その3:ヘアカラーの退色(色落ち)を劇的に抑える

せっかく美容室で綺麗に白髪染めやおしゃれ染めをしたのに、「サウナに行ったらあっという間に色が落ちて黄色くなっちゃった」という経験はありませんか?

髪のカラー剤は熱と水にめちゃくちゃ弱いです。濡れた髪に熱が加わるとキューティクルが開き、中の色相がドバドバと流れ出てしまいます。サウナハットで直射熱を遮ることで、お気に入りのヘアカラーの持ちが格段に良くなります。これだけでも美容代の節約になりますよね。

絶対に選んではいけないサウナハットとおすすめの素材

サウナハットの効果をお伝えしましたが、「じゃあ適当にネットで安いの買えばいいや」と思ったあなた!ちょっと待ってください。素材選びを間違えると、全く意味がありません。

ここでは、美容師の視点から「選んではいけないハット」と「おすすめのハット」をバシッとお伝えします。

まず、絶対に選んではいけないのは「ポリエステルなどの化繊100%の薄いハット」や「ペラペラの薄いコットンハット」です。

安価なファッション用のハットに多いんですが、生地が薄いと熱を通してしまうので、かぶっていないのとほぼ変わりません。また、化繊は熱を保ちやすく、逆に帽子の中が蒸し風呂状態になる危険もあります。

僕が本気でおすすめする素材は以下の2つです。

1. ウールフェルト(羊毛)素材
本気で髪を守りたいなら、迷わずウールフェルト製を選んでください。羊毛は高い断熱性と保水性を持っています。熱を遮断するパワーはダントツのNo.1。デザインも本格的なものが多く、サウナーっぽくてカッコいいですよ。お手入れに少し手がかかりますが、髪への保護効果は最強です。

2. 厚手の今治タオル地(コットン)素材
お手入れの楽さを重視するなら、厚手のタオル生地がおすすめ。特に今治タオルなどの高品質なものは吸水性と耐熱性に優れています。何より、使った後にネットに入れて洗濯機で丸洗いできるのが最高にラク!毎日清潔に使いたい人や、サウナ初心者さんにはぴったりです。

サウナ好き必見!髪を絶対に死なせないための神ケア手順

サウナハットを準備したら、あとは入るだけ……ではありません!
ここからは、20年のキャリアを持つ僕が実践している、サウナで髪を傷ませないための「完璧なルーティン」を伝授します。サウナに行くときは、必ずこの手順を守ってくださいね。

手順1:サウナに入る前に「洗い流さないトリートメント」を塗る
体を洗った後、サウナ室に入る前に、毛先を中心に洗い流さないトリートメント(オイル系やミルク系)を少量馴染ませます。これが熱からの「保護膜」になってくれます。髪にバリアを張るイメージですね。

手順2:髪の水分をしっかり絞り、ハットの中に「完全に収納」する
これ、めちゃくちゃやってる人が多い間違いなんですけど、髪の毛が帽子からハミ出た状態でサウナに入っていませんか?ハミ出ている毛先こそ、一番ダメージを受けている部分ですよ!ロングヘアの人もミディアムの人も、髪をしっかりまとめてサウナハットの中にすべて入れ込んでください。毛先を熱風に晒さないことが鉄則です。

手順3:サウナから上がったら速やかにドライヤーで乾かす
「整った〜」と言って、濡れた髪のまま長時間放置して雑談したり、自然乾燥させたりしていませんか?濡れた状態の髪はキューティクルが開いていて無防備そのもの。雑菌も繁殖しやすく、匂いや頭皮トラブルの原因になります。水風呂と外気浴を楽しんだら、最後は速やかにドライヤーで根元からしっかり乾かしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

サウナは心身ともにリフレッシュできる素晴らしい文化です。僕自身もサウナなしの生活は考えられません。
だからこそ、「サウナのせいで髪がボロボロになって老けて見える」なんて悲しいことになってほしくないんです。

30代からの髪は、一度壊れてしまうと元に戻すまでにかなりの時間とお金がかかります。
でも、正しい知識を持って「サウナハット」をしっかりかぶり、適切なケアをしてあげれば、髪の美しさを保ったまま大好きなサウナを思い切り楽しむことができますよ!

もし「もうすでにサウナで髪がチリチリになっちゃった…」「自分の髪質に合うサウナ後のケアが知りたい」というお悩みがあれば、担当の美容師さんに相談するのが一番ですよ。あなたの髪の状態を直接見ているプロだからこそ、最適なアドバイスやサロンケアを提案してくれるはずです。

これからも、髪の悩みを抱える皆さんに役立つ「現場の本音情報」をどんどん発信していきます!読者の皆様にこれからも見ていただけるように、僕も全力で記事を書いていきますので、ぜひブログのブックマークや応援をよろしくお願いします!

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!現役美容師のKAZUでした。

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