はじめに
こんにちは、現役美容師のKAZUです。気がつけば美容師としてハサミを握り続けて20年以上が経ちました。これまで、それこそ何万人というお客様の髪に触れ、その悩みに耳を傾けてきました。
特に30代を過ぎてから、40代、50代になると「最近、髪のツヤがなくなった」「パサつきが止まらない」「ボリュームが減ってきた」という悲鳴のような相談が激増します。そんな時、多くの人が駆け込むのが「美容室の高級トリートメント」や「1本1万円もする高級ヘアケアシャンプー」なんだよね。
でもね、ここで20年のキャリアを免じて、あえて少し辛口な本音を言わせてください。はっきり言って、普段の生活習慣がボロボロなのに、月1回の高いトリートメントにお金を払うのは、ドブにお金を捨てているのと同じです。髪は「死んだ細胞」だから、一度傷んだら自活して元に戻ることは絶対にない。外からどれだけ高級な油分を塗りたくっても、それは一時的な「お化粧」に過ぎないんだよ。
じゃあ、本当に髪が綺麗な人は何が違うのか?彼女たち、彼たちは、美容室に大金を落としているわけじゃない。実は、毎日の「生活習慣」が圧倒的に整っている。今回は、僕が現場で見てきた「本当に髪が綺麗な人」が共通してやっている、高級トリートメントの100倍効果がある生活習慣を徹底的に暴露します。耳が痛い話もあるかもしれないけれど、本気で髪を綺麗にしたいなら、ぜひ最後まで付き合ってね。
髪の美しさは高級サロンではなく台所で決まる
まず、一番最初に直視してほしい現実がある。それは「髪はあなたが食べたものでしか作られない」ということ。これ、当たり前のことなんだけど、みんな忘れがち。高級な美容液を髪につけることには熱心なのに、毎日カップラーメンやコンビニ弁当、あるいは「ダイエット中だから」とサラダしか食べていない、なんてことになってない?
髪の毛の約9割は「ケラチン」というタンパク質でできている。つまり、タンパク質が不足すれば、当然作られる髪の毛はペラペラのスカスカ、ツヤのないパサパサの髪になる。30代以降で髪の衰えを感じている人の多くは、圧倒的にタンパク質不足です。
毎日の食事にタンパク質をプラスする意識
本当に髪が綺麗なお客様に「普段どんなもの食べてます?」って聞くと、やっぱり食事への意識が全然違う。「お肉や魚、卵は毎食必ず片手の手のひらに乗る分くらいは食べている」とか、「朝は絶対に納豆と豆腐の味噌汁を欠かさない」とか、特別なサプリじゃなくて、普段の食事でしっかりタンパク質を摂っているんだよね。
もしあなたが「最近髪に元気がないな」と思うなら、まずは手軽に卵を1日2個食べることから始めてみて。卵は「完全栄養食」と言われるくらい、髪に必要なアミノ酸がバランスよく含まれているから、一番手っ取り早いヘアケアフードなんだ。プロテインを飲むのも悪くないけれど、基本はリアルフードから栄養を摂ること。これが髪の土台を作る、何よりの基本だよ。
髪の成長を支えるミネラルとビタミンの存在
タンパク質をしっかり摂ったら、それを髪の毛に変えるための「大工さん」が必要。その役割を果たすのが、亜鉛や鉄分といったミネラル、そしてビタミン類。特に女性は毎月の生理や出産などで慢性的な鉄分不足になりがち。鉄分が足りないと、頭皮に酸素や栄養が十分に行き届かなくなって、抜け毛や白髪の原因にもなるんだ。
綺麗な髪をキープしている人は、牡蠣やレバー、赤身の肉、ほうれん草、海藻類を上手に食卓に取り入れている。サプリメントで補うのもいいけれど、食事から自然に摂取する楽しさを忘れないでほしいな。
どんな高級美容液よりも睡眠が髪の「特効薬」である理由
次に、これも耳が痛い人が多いと思うけれど、「睡眠」について。夜遅くまでスマホを見ていて、寝不足のまま朝を迎える……なんて生活をしていない?もし心当たりがあるなら、いくら高価なヘアオイルを使っても無駄だよ。
髪を育てる「成長ホルモン」は、寝ている間にしか分泌されない。それも、ただ長く寝ればいいわけじゃなくて、眠りに入ってからの「最初の3時間」の睡眠の質がどれだけ深いかが勝負なんだ。この時間帯に深い眠り(ノンレム睡眠)につくことで、成長ホルモンがドバドバと分泌されて、傷んだ髪や頭皮が修復され、新しい美髪が育まれるんだよね。
スマホを置いて暗闇で深く眠る習慣
本当に髪が綺麗な人は、夜の過ごし方がすごくシンプル。寝る1時間前にはスマホの画面を見るのをやめて、照明を少し落とし、リラックスした状態を作っている。「そんな時間ないよ!」って思うかもしれないけれど、寝る前のダラダラしたSNSチェックを15分やめるだけでも、睡眠の質は劇的に変わる。
寝不足が続くと自律神経が乱れて、頭皮の血流が悪くなる。そうなると、せっかく食事から摂った栄養が、髪の毛まで届かなくなっちゃうんだ。髪は体にとって「命に関わらない部分」だから、栄養が運ばれる優先順位は一番最後。だからこそ、質の良い睡眠をしっかりとって、血流を最大に良くしてあげなきゃいけないんだよ。
髪を濡れたまま放置するのは絶対にやめなさい
ここからは少し具体的なヘアケアの生活習慣についてお話しします。毎日のシャンプーの後に、髪をどう扱っている?「疲れているから」「面倒だから」と言って、タオルを頭に巻いたまま1時間放置したり、自然乾燥させていたりしない?
これ、僕たち美容師からすると、髪に対して「拷問」をしているようなものです。髪が濡れている時、髪の表面を覆っている「キューティクル」は開いた状態になっている。このキューティクルが開いている時が、髪が一番デリケートで傷みやすい状態なんだ。
お風呂上がりは10分以内に乾かすのがルール
本当に髪が綺麗な人は、お風呂から上がったら、何よりも先に髪を乾かします。スキンケアをサッと済ませたら、即ドライヤー。濡れたまま放置すると、髪の中の水分がどんどん蒸発してパサパサになるだけでなく、頭皮に雑菌が繁殖して、ニオイやフケ、ひいては抜け毛の原因にもなるんだよ。生乾きの生雑巾を頭に乗せているようなもの、と言えばどれだけ恐ろしいかわかるでしょ?
「ドライヤーで乾かすと傷む気がする」なんて言う人がたまにいるけれど、それは間違い。正しい方法で乾かせば、ドライヤーの熱よりも濡れたまま放置するダメージの方が何倍も大きい。タオルで優しく頭皮と髪の水気を拭き取ったら、根元から毛先に向かって、ドライヤーの風を上から下へ当てるようにして乾かすこと。これだけで、キューティクルがきれいに閉じて、ツヤが全然違ってくるからね。
シャンプー選びより大切な「すすぎ」の真実
「どんなシャンプーを使ったらいいですか?」という質問、僕も現役で毎日のように聞かれます。みんな「洗う成分」ばかり気にするけれど、実は本当に重要なのは「洗い方」と、それ以上に「すすぎ方」なんだよ。
髪が綺麗な人は、シャンプーを泡立てる前の「予洗い(最初のすすぎ)」に、ものすごく時間をかける。ただ髪を濡らすだけじゃなくて、シャワーの温度を38度くらいのぬるま湯に設定して、指の腹で頭皮を優しく揉みながら、最低でも2分間はしっかり洗い流す。実は、この予洗いだけで、髪と頭皮の汚れの7割から8割は落ちてしまうんだ。
シャンプーの残留が頭皮を老けさせる
予洗いをしっかりすれば、シャンプーの量は少なくて済むし、泡立ちも劇的に良くなる。そして、洗う時よりも時間をかけてほしいのが「最後のすすぎ」。シャンプーやトリートメントの成分が頭皮に残っていると、それが酸化して頭皮の毛穴を詰まらせ、かゆみや細毛、白髪の原因になる。
「ちょっとすすぎすぎかな?」と思うくらい、しっかりと洗い流すこと。特に耳の後ろや襟足はすすぎ残しが多い部分だから、念入りにね。高いシャンプーをケチケチ使うくらいなら、普通のシャンプーでいいから、この「丁寧な予洗いと徹底的なすすぎ」を毎日実践した方が、よっぽど頭皮環境が整って綺麗な髪が生えてくるよ。
頭皮を「耕す」ことを忘れてはいけない
髪を植物に例えるなら、頭皮は「土壌」です。カチカチに固まった痩せた土から、立派なひまわりや美味しい野菜が育つと思う?育つわけがないよね。豊かで美しい髪を育てるには、柔らかくて栄養たっぷりの頭皮が必要不可欠なんだ。
30代を過ぎると、ストレスやPC・スマホの使いすぎ、目の疲れから、頭皮がびっくりするほどカチカチに固まっている人が本当に多い。頭皮が固まると、血管が圧迫されて血流が滞り、髪に栄養が行かなくなる。さらに、頭皮はお顔の皮膚と1枚でつながっているから、頭皮がたるむと、お顔のたるみにも直結するんだよ。
毎日のシャンプー中にできる簡単マッサージ
「頭皮マッサージをする時間なんてない」という人は、毎日のシャンプーの時間をマッサージタイムに変えてしまおう。爪を立てずに、5本の指の腹を使って、頭皮を骨から引き剥がすようなイメージで、下から上に向かって円を描くように動かしてみて。
特におでこの生え際や、耳の上あたりは凝り固まりやすい部分。ここをほぐしてあげると、頭皮の血流が良くなるだけでなく、目がパッチリ開くようになって、お顔のリフトアップ効果も期待できるんだ。特別な器具や高い育毛剤を買う必要はない。自分の「手」という最強のツールを使って、毎日お肌をいたわるように頭皮を耕してあげてほしいな。
まとめ
いかがでしたか?「本当に髪が綺麗な人」がやっている生活習慣。どれも特別なことではなく、今日からでも始められることばかりだったでしょう?
髪の美しさは、一朝一夕で作られるものではありません。高級なトリートメントやヘアケア製品は、あくまで「サポート役」に過ぎないんだよね。土台となるあなた自身の体、そして日々の習慣が整って初めて、そのサポートが120%活きてくる。月1回の美容室でのケアよりも、残りの29日の自宅での過ごし方こそが、あなたの10年後の髪を決めるんだよ。
少し辛口なことも言ったけれど、すべてはみんなに「本当の美髪」を手に入れてほしいからこそ。できることから、一つずつでいいから始めてみてね。
とはいえ、髪の状態や頭皮の環境は人それぞれ違います。もし自分に何が足りないのか、今のヘアケアが本当に合っているのか、具体的な悩みがあれば、担当の美容師さんに相談するのが一番ですよ。彼らはあなたの髪の歴史を一番よく知っている、一番の理解者だからね。
これからも、皆さんの髪の悩みに寄り添えるような情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。最後まで読んでくれて、本当にありがとう!また次の記事でお会いしましょう。

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