こんにちは、現役美容師のKAZUです。
美容師としてハサミを握り続けて20年以上。これまで数千人以上の30代〜50代のお客様の髪と向き合ってきました。サロンワークの中で毎日のように聞くのが、「最近、髪がパサついてまとまらない」「ツヤがなくなって老けて見える」というお悩みです。
でね、そういうお客様に「普段どんなスタイリング剤使ってます?」って聞くと、9割の人が「オイル塗ってます」とか「バームつけてます」って答えるんですよ。
……うん、惜しい!非常に惜しい!
辛口で言わせてもらうと、大人世代のパサつき髪に、オイルだけ・バームだけを単品で塗るのは「効果半減」なんだよね。というか、塗り方によっては余計に老けて見えちゃってる可能性すらあります。
じゃあどうすればいいのか?
答えはシンプル。「ヘアバームとヘアオイルを混ぜて使う」こと。これだけです。
今回は、長年のプロの経験から導き出した、大人のパサつき髪を「一瞬で上品なツヤ髪」に変えるスタイリングの裏技と、その最強の黄金比率を伝授します。明日からの朝のスタイリングが劇的に変わるから、最後までしっかり読んでいってくださいね!
大人の髪のパサつき、原因を勘違いしていませんか?
まず、なんで30代を超えると髪がこんなにパサつくのか、本当の理由を知っていますか?
若い頃のパサつきは、カラーやパーマによる「ダメージ」が主な原因でした。でも、30代・40代・50代のパサつきは、それだけじゃないんです。最大の原因は「加齢によるエイジング現象」なんだよね。
年齢を重ねると、髪の内部の水分や油分量が自然と減っていきます。さらに、頭皮のたるみによって毛穴の形がゆがみ、生えてくる髪自体に「うねり」や「ちりつき」が出てくる。これが、光をキレイに反射できなくなって「ツヤが消え、パサついて見える」原因なんです。
つまり、大人世代の髪は「水分の抜けやすさ」と「油分の不足」が同時に起きている状態。そこに若い子と同じようなスタイリングをしても、全然太刀打ちできないのは当たり前なんだよね。
オイルだけ、バームだけ…単体使いの罠
ここで、みんながやりがちな「単体使い」の罠について話しておきましょう。
オイルだけ塗っている人の罠
オイルは確かにつけた瞬間、キレイなツヤが出ます。でも、オイルって時間が経つと揮発したり、髪に吸収されたりして、昼過ぎには「あれ?またパサついてる…」ってなりがちじゃないですか?
しかも、パサつきを抑えようとしてオイルをドバドバ塗ると、今度は根元がペタッとして「何日も頭洗ってない人」みたいになっちゃう。これ、大人世代には絶対にNGです。
バームだけ塗っている人の罠
じゃあ固形プロテクトのバームならどうだ!と思ってバームだけをつけると、今度は重すぎる。硬くて手のひらで伸ばしづらいから、髪の一部にドロッとついて固まり、セットがムラになりやすいんです。
バームはキープ力や束感を作るのは得意だけど、全体に馴染ませて自然なウルッとしたツヤを出すには、ちょっとテクスチャーが硬すぎるんだよね。
だから「混ぜる」のが正解!バーム×オイルの相乗効果
オイルの「高い伸びの良さと透明感のあるツヤ」
バームの「高い保湿維持力とほどよいキープ力」
この2つの良いとこ取りをするのが「混ぜて使う」という技術なんです。美容業界では当たり前にやっているテクニックだけど、一般の人で実践している人はまだまだ少ない。
バームにオイルを混ぜることで、バームが柔らかくなって髪全体にスーッと均一に伸びるようになります。そして、オイルのツヤをバームの油分が閉じ込めてくれるから、夕方までずーっと「濡れたような上品なツヤ」が持続する。まさに、お互いの弱点を補い合う最強のタッグというわけです。
美容師が教える「最強の黄金比率」
お待たせしました。じゃあ実際にどれくらいの割合で混ぜればいいのか、プロが現場で使っている「黄金比率」を教えますね。手元にバームとオイルを用意してイメージしてみてください。
基本の黄金比は「バーム 1 : オイル 2」
これが、大人のパサつき髪を最も美しく見せる基本のバランスです。
・バーム:大豆1粒分くらい
・オイル:1〜2プッシュ(手のひらに出したら5円玉くらいの大きさ)
これを手のひらの上で、指を使ってしっかり混ぜ合わせます。固まりがなくなるまで、手のひらの体温でしっかり溶かしてなじませるのが第一のポイント!
髪質・悩み別の微調整ルール
基本は1:2だけど、自分の髪質に合わせて少し調整すると、さらに仕上がりが良くなります。
【髪が細くてペタッとしやすい人】
→「バーム 0.5 : オイル 2」
バームを減らしてオイルメインにすることで、重さでぺたんこになるのを防ぎつつ、ツヤだけをプラスできます。
【髪が多くて広がる・太い・頑固なパサつきがある人】
→「バーム 1.5 : オイル 1」
バームの量を増やすことで、ボリュームをキュッと抑える重みとキープ力が手に入ります。
絶対にやってはいけない!プロが教えるNGな塗り方と正解の手順
黄金比率で作った最強のスタイリング剤も、塗り方を間違えたら台無しです。ここで辛口アドバイス。あなた、まさか「頭のてっぺん(表面)」からバームやオイルをつけてないでしょうね?
頭の表面や根元からつけると、トップのボリュームが潰れて、一気に老けて見えます。正しい手順を頭に叩き込んでください。
1. 手のひらと「指の間」までしっかり伸ばす
手のひらだけじゃなく、指と指の間までしっかり混ぜたスタイリング剤を広げてください。手ぐしを通した時に、均一に髪につくようになります。
2. つける順番は「後頭部の内側」→「毛先」→「表面」
一番毛量が多くてパサつきやすい「後頭部の内側(耳の後ろあたり)」から手ぐしを通すようにバサッとつけます。次に、傷みやすい毛先へ。
この時点で、手に残っているスタイリング剤はほんのわずかのはずです。
3. 最後に「手のひらに残った微量」で表面と前髪を整える
手に残ったごく少量の油分で、アホ毛が気になる頭の表面を撫で、最後に前髪の毛先をちょんちょんとつまむ。これで完成です。
「手に余ったやつで表面を触る」くらいが、トップのふんわり感を残しつつ、髪全体にツヤを行き渡らせるコツなんだよね。
どんなバームとオイルを選べばいいの?
「じゃあ、どんな商品を買えばいいの?」って話ですが、基本的には今持っているものでOKです。ただ、より失敗しないための選び方を言っておきますね。
【オイルの選び方】
アウトバストリートメント用(サラサラ系)ではなく、「スタイリング用(植物オイルベースの少し重ためのもの)」を選んでください。鉱物油メインのものや、軽すぎるトリートメントオイルだと、バームと上手く馴染まないことがあります。
【バームの選び方】
シアバターやミツロウなどが主成分の「天然由来100%のマルチバーム」がおすすめ。手に残ったものをそのままハンドクリームとして使えるようなタイプは、髪への馴染みも抜群に良いです。
大人のツヤ髪は、毎日のちょっとした工夫で作れる
「歳だから髪のツヤがなくなるのは仕方ない…」なんて諦める必要は一切ありません!髪にツヤがあるだけで、見た目年齢って5歳も10歳も若く見えるものなんですよ。
今日紹介した「バーム1 : オイル2」の混ぜ混ぜスタイリング。明日の朝、さっそく試してみてください。鏡を見た時に「え、私の髪、こんなにツヤ出るの!?」って驚くはずですから。
もちろん、元々の髪のカットラインや、ダメージの度合いによってもベストな量や比率は微妙に変わってきます。
もし「自分の髪質だとどれくらい混ぜればいいのかな?」「もっと詳しく知りたいな」という悩みがあれば、担当の美容師さんに相談するのが一番ですよ。あなたの髪の状態を直接見ているプロなら、さらにピンポイントなアドバイスをくれるはずです。
これからも、現場のプロだからこそ言える髪の本音や、大人世代のためのヘアケア術を発信していきます。
読者の皆様が、いつまでも自分の髪を好きでいられるように応援していますので、ぜひこれからもブログをチェックしていただけると嬉しいです!よろしくお願いいたします。

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