実は効果半減?大人の色落ち・黄ばみを防ぐ紫シャンプーの本当に正しい使い方

こんにちは、現役美容師のKAZUです。

ハサミを握って20年以上、これまで何万人もの髪を切ってきたけれど、最近特に増えたのが30代から50代の「大人のヘアカラー」に関するお悩み。白髪ぼかしのハイライトを入れたり、あえて明るめの白髪染めを楽しんだり、大人世代のおしゃれの幅が広がるのは本当に素晴らしいこと。だけど、みんな口を揃えてこう言うんだよね。「染めたてはいいんだけど、すぐに黄色っぽく色落ちしてパサパサに見える」「ヤンキーみたいに下品な色になっちゃう」って。

そんな大人の救世主として今や定番になったのが「紫シャンプー」、通称「ムラシャン」。使っている人も多いんじゃないかな?だけど、サロンワークでみんなのヘアケア事情を聞いていると、ハッキリ言って、その使い方のほとんどが「大間違い」。効果を半分も出せていないどころか、せっかくの髪を台無しにしているケースがあまりにも多すぎるんだよ。厳しいことを言うけれど、間違ったムラシャンの使い方はお金と時間の無駄遣い。今日ここで、キャリア20年の僕が「本当に正しいムラシャンの使い方」を徹底的に叩き込んであげるから、最後までしっかり読んでね。

なぜ大人の髪には紫シャンプーが必要なのか

まず、どうして髪が色落ちすると黄色くなってしまうのか、その理由をちゃんと理解している?日本人の黒髪には、もともと「赤色」と「黄色」のメラニン色素がたっぷり含まれている。カラーリングやブリーチをすると、まず赤みが削られて、その次に黄色が残る。アッシュ系やベージュ系のオシャレな色を入れても、シャンプーするたびにその染料が抜けていくから、ベースにある「しぶとい黄色」が顔を出してくるんだ。

黄色は、髪をパサついて見せたり、実年齢より老けて見せたりする「大人の天敵」。ここで登場するのが、色彩の法則(補色)だよ。黄色の反対側にある色は「紫色」。黄色に紫を重ねると、お互いを打ち消し合って、きれいな無彩色(グレーやベージュっぽい落ち着いた色)に落ち着くんだ。だから、大人の黄ばんだ髪に紫シャンプーを使うと、上品で透明感のある色をキープできる。白髪ぼかしハイライトをしている人や、グレイヘアに移行中の人にとっても、黄ばみを抑えて洗練された印象を作るために必須のアイテムなんだよね。

あなたがやっている効果半減の残念な使い方

ここからは少し辛口にいかせてもらうよ。もし、次の使い方を一つでもやっていたら、あなたのムラシャンは今すぐ見直すべき。それ、本当に効果をドブに捨てているようなものだからね。

普通のシャンプーと同じようにガシガシ洗っている

ムラシャンを「頭皮を洗うためのシャンプー」だと思っている人、多すぎない?普通のシャンプーと同じように、手のひらに少しだけ出して、頭皮をゴシゴシ泡立ててすぐに洗い流す。これ、全く意味がありません。ムラシャンは「髪を染める(色を補う)」ためのもの。頭皮を洗う洗浄力はかなりマイルドに作られているし、何より髪に色が定着する前に洗い流してしまったら、そりゃあ効果なんて出るわけがないよね。

使う量がケチくさすぎる

「高いシャンプーだから、もったいなくて少しずつ使っている」というあなた。ハッキリ言って、そのケチ心が色ムラと効果半減の原因。ムラシャンは、髪全体が紫色の泡でしっかり包まれるくらいの「たっぷりとした量」を使わないと意味がないんだ。量が少ないと泡立ちが悪くなって、染まる部分と染まらない部分ができて、かえって汚い斑点模様(色ムラ)になってしまう。使うときは「これでもか!」というくらい贅沢に使うこと。これが鉄則だよ。

髪が乾いた状態で塗っている、またはビショビショのまま使っている

SNSの裏技なんかで「乾いた髪に直接塗るとよく染まる」なんていうデタラメを信じて真似している人はいない?これ、めちゃくちゃ髪が傷むから絶対にやめて。乾いた髪はキューティクルが閉じていて、しかも摩擦に弱い。そこに粘度の高いムラシャンを無理に塗りたくったら、髪同士が擦れ合って大ダメージの原因になる。逆に、お風呂場で髪がビショビショの状態で塗るのもダメ。水分でシャンプーが薄まって、せっかくの紫色の成分が全部流れ落ちてしまうんだ。ちょうどいい「水分量」をキープすることが、プロと素人の決定的な差なんだよね。

プロが教える本当に正しい紫シャンプーの手順

じゃあ、どうすればムラシャンの効果を120%引き出せるのか。僕がサロンでお客さまに指導している、本当に正しいプロ直伝のステップを教えるよ。今日からお風呂場で実践してみて。

まずは通常のシャンプーで頭皮の汚れをリセットする

ここ、テストに出るくらい重要。ムラシャンを使う前に、まずは普段使っているシャンプーで頭皮と髪の汚れをしっかり落として。髪にスタイリング剤や皮脂が残っていると、ムラシャンの泡立ちが劇的に悪くなって、色ムラの原因になる。しっかりお湯で予洗いをして、普通のシャンプーで泡立てて汚れを落とし、一度きれいに流そう。これでムラシャンを受け入れる準備が整うんだ。

髪の水分を「しっかり」絞る

シャワーで流したあと、髪を手でギュッと握って水分をしっかり切って。できれば、お風呂場に置いてあるタオルで軽く水気を拭き取る(ハーフドライの状態にする)のがベスト。このひと手間で、ムラシャンの成分が薄まらずに、髪の芯までしっかりと浸透してくれるようになる。

手のひらで軽く泡立ててから髪全体に馴染ませる

ムラシャンを手に取ったら、そのまま頭皮にベチャッとつけるのはNG。手のひらで少し空気を含ませるようにして、軽く泡立ててから髪につけよう。塗る順番は「黄ばみが気になる部分」から。特に大人の場合は、顔周りや頭頂部、白髪ぼかしのハイライトが強く入っている部分から乗せていくといい。そこから髪全体に、たっぷりとした泡で行き渡らせるように馴染ませていくんだ。もし泡立ちが足りないと感じたら、シャンプーをケチらずにつぎ足してね。

目の粗いコームで優しくとかす

髪全体に泡が行き渡ったら、目の粗いコーム(櫛)を使って、根元から毛先に向かって優しくとかしてあげて。これ、めちゃくちゃ重要なポイント。手だけではどうしても届かない「髪の裏側」や「内側」まで、均一に泡を届けることができるから、色ムラが劇的に減るんだ。ただし、濡れた髪は非常にデリケート。細いコームで無理に引っ張ると髪がちぎれてしまうから、必ず「目が粗いタングルティーザーやシャンプー用のコーム」を使って、優しく扱ってね。

大人のベストな放置時間は5分から10分

泡でしっかり包み込んだら、そのまま少し時間を置く。この「放置時間」が、色を定着させるために一番大事。目安は「5分から10分」。これ以上長く置きすぎると、今度は髪がどんよりと暗く濁った色になってしまったり、大人のデリケートな髪が乾燥してきしんだりする原因になる。スマホでタイマーをかけて、湯船に浸かりながら待つのがおすすめだよ。時間が経ったら、お湯が透明になるまで頭皮からしっかり洗い流してね。

大人世代が紫シャンプーを使うときの注意点

正しいやり方を覚えたところで、30代〜50代の大人世代だからこそ、絶対に気をつけてほしい注意点がある。大人世代の髪は、若い頃に比べて確実にエイジング(加齢)が進んでいて傷みやすい。そこを無視して使うと、ただの「パサパサの紫おばさん・おじさん」になってしまうから気をつけて。

紫シャンプーに「ヘアケア効果」は期待するな

ハッキリ言うよ。ムラシャンは「着色料が入ったシャンプー」であって、髪をサラサラにするための栄養補給シャンプーじゃない。どれだけ「オーガニック成分配合」とか「美容液成分配合」と謳っていても、普通のケア用シャンプーに比べたら、髪を補修する力は格段に落ちる。だから、ムラシャンを使った後は、髪がきしみやすい。色を入れた後は、必ず「保湿力・補修力の高いトリートメント」をセットで使うこと。色だけ綺麗でも、髪がパサパサだったら清潔感が一気に失われて、老けて見えちゃうからね。

使用頻度は毎日じゃなくていい

「毎日ムラシャンを使った方が、色が長持ちする」と思っているかもしれないけれど、それも間違い。大人の髪なら、使用頻度は「週に2回から3回」で十分。毎日使うと、髪に紫の色素が蓄積しすぎて、アッシュを通り越して「なんか濁った暗い髪」になってしまう。それに、先ほども言った通り、ケア力が低いから髪の乾燥が進んでしまうんだ。基本は、色落ちが気になり始める「カラー後1週間から10日後」くらいから使い始めて、週に数回のペースで維持していくのが一番綺麗に保てるよ。

まとめ

いかがでしたか?紫シャンプーは、正しく使えば大人世代のヘアスタイルを格段に上品に、そして美しく見せてくれる最高の相棒になる。だけど、適当に使っていると、お金を無駄にするだけでなく、せっかくの美髪を損ねてしまうことにもなりかねない。今日紹介した「予洗いをすること」「しっかり水気を切ること」「ケチらずたっぷり泡立ててコームを通すこと」「5〜10分置くこと」を、ぜひ今夜のバスタイムから試してみてね。それだけで、次回のサロン帰りまでの髪の美しさが劇的に変わるはずだから。

とはいえ、髪質や白髪の割合、今のカラーの明るさによって、最適なムラシャンの種類や放置時間は一人ひとり微妙に違ってくるのも事実。自分の髪に本当に合っているのかな?と少しでも悩みがあれば、担当の美容師さんに相談するのが一番ですよ。プロの目から見て、あなたの髪質にぴったりのケア方法を提案してくれるはずです。

読者の皆様、これからも大人の美髪作りに役立つ本音の情報をたくさん発信していきますので、どうぞよろしくお願いします!最後まで読んでくれてありがとう。また次の記事でお会いしましょう!

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