なぜあなたのアッシュはすぐ落ちるのか?歴20年のプロが明かす色落ちの決定的な原因

なぜあなたのアッシュはすぐ落ちるのか?歴20年のプロが明かす色落ちの決定的な原因

こんにちは、現役美容師のKAZUです。

美容師としてハサミを握り続けて20年以上。これまで数千人、いや数万人の髪を切り、染めてきました。30代から50代の大人世代のお客さんから、ダントツで多く受ける相談がこれなんです。

「KAZUさん、せっかく綺麗にアッシュに染めたのに、数日でただの黄色い髪(あるいは赤っぽいブラウン)に戻っちゃうんだけど!どうして!?」

うん、わかるよ。せっかく時間とお金をかけて、美容室で「赤みを抑えた透明感のあるアッシュ」に仕上げたのに、1週間も経たないうちに色があせてくるの、ショックよね。

でもね、歴20年のプロとして、あえて最初に辛口な本音を言わせてください。

「それ、あなたが普段やっているそのケア(というか放置)、全部アッシュを自らドブに捨てているようなものですよ!」

厳しいことを言ったけど、怒らないで聞いて(笑)。あなたが悪いっていうより、「アッシュという色の正体」と「正しい扱い方」を誰も教えてくれなかったのが原因なんです。今日は、なぜあなたのアッシュが一瞬で落ちてしまうのか、その決定的な原因と、色持ちを劇的に伸ばすプロの極意を、包み隠さず全部話しちゃいます!

そもそも「アッシュ」は一番逃げ出しやすい色なんです

まず、基本的な話からしようか。専門用語は使わずにわかりやすく例えるね。

僕たち日本人の髪って、もともと「黒」に見えるけど、髪の内部には大量の「赤み」や「黄み」の絵の具が詰まっています。外国人風の透明感ある「アッシュ(灰・青)」を作るためには、その元々ある赤や黄を打ち消すために、青や紫といった「打ち消し用の色」を上から重ねているんだよね。

ここで大事なのが、色素の大きさ。

赤や黄色の色素は「大きな岩」だと思ってください。逆に、アッシュに使われる青や灰色の色素は「小さな砂粒」なんです。

髪の毛の表面には「キューティクル」というドアがあって、カラーをするとそのドアが開きます。大きな岩(赤み)はドアの奥に居座ってなかなか出ていかないんだけど、小さな砂粒(アッシュ)は、ドアがちょっと開いただけで「サーッ」と外に逃げ出してしまうの。

つまり、アッシュという色は構造上、全カラーの中で「最も落ちやすい色」なんです。これを理解せずに、普通のブラウンと同じ感覚で扱っていたら、そりゃあ速攻で落ちて当たり前なんだよね。

一瞬で色が落ちる!あなたが無意識にやっているNG習慣

アッシュが逃げ出しやすい色だってことはわかったよね。じゃあ、なんで「特にあなたのアッシュ」はすぐ落ちちゃうのか?それは、日常生活の中であなたが無意識に髪のドア(キューティクル)を全開にして、アッシュを追い出しているからです。

胸に手を当てて、次のチェックリストを見てみて。

シャワーの温度、まさか40度以上にしてない?

これ、一番多い!熱いお風呂が気持ちいい季節とか、ついついシャワーの温度を41度とか42度に設定してない?

髪の毛のタンパク質とお風呂の温度の関係は、卵と同じ。そして何より、熱いお湯はキューティクルを「ガバッ!」と全開にしちゃいます。40度以上のお湯で頭を洗うのは、せっかく入れたアッシュの色素を熱湯で洗い流しているようなもの。美容室帰りの翌日に42度のシャワーを浴びたら、それだけでアッシュの寿命は3日縮まります。

市販の洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている

ドラッグストアで売っている数百円のシャンプー。批判したいわけじゃないけど、プロの本音を言わせてもらうと、あれは髪用というより「食器用洗剤」に近い洗浄力があるものが混ざっています。

皮脂や汚れをしっかり落とす力はすごいんだけど、同時に髪に必要な油分も、苦労して入れたアッシュの色素も、泡と一緒に全部ゴシゴシ奪い去っていくんだよね。せっかく美容室で1万円以上かけて綺麗な色にしたのに、家で強い洗剤を使って洗っていたら、お金をドブに捨てているのと同じになっちゃうよ。

髪を濡らしたまま放置&ドライヤーの熱対策ゼロ

お風呂から上がった後、スマホを見たりテレビを見たりして、髪が濡れたまま30分放置…なんてやってない?

髪は「濡れている時」が一番無防備で、キューティクルが開っきっぱなしの状態です。その間に水分と一緒にアッシュの色素がポタポタと蒸発・流出していきます。さらに、乾かす時に洗い流さないトリートメントもつけずに、ドライヤーの熱風を至近距離で当てまくる。これ、髪を痛めつける拷問みたいなものだからね(笑)。

30代〜50代の髪はさらに色落ちしやすい!その切実な理由

ここまで読んで「私、全部やってた…」と青ざめているかもしれないけど、実は30代〜50代の読者のみんなには、もう一つ知っておくべき切実な理由があるんです。

それは、「エイジング(加齢)による髪質の変化」です。

30代を過ぎると、お肌と同じように髪の水分量や油分量が減ってきます。髪の内部がスカスカになる「骨粗しょう症」みたいな状態になりやすいのね。さらに、チラホラ気になり出す白髪。白髪染めや白髪ぼかしハイライトをする機会も増えるでしょ?

つまり、20代の頃に比べて、髪の毛自体が「色を保持する力(抱え込む力)」が弱くなっているんです。穴が開いたバケツに、一生懸命アッシュという水を注いでいるような状態。だからこそ、大人世代は20代と同じケアをしてちゃ絶対にダメなんです。

アッシュを長持ちさせる!プロが教える本気のケア術

でも大丈夫。絶望させるために言ったんじゃないからね(笑)。原因がわかれば、対策はカンタン。今日からできる、アッシュを長持ちさせるプロの秘策を教えます!

シャンプーは「ぬるま湯」と「カラー用」が絶対条件

まず、今日のお風呂からシャワーの温度を「38度以下」に下げてください。「ちょっとぬるいかな?」と感じるくらいがベスト。これだけでキューティクルの開きが抑えられて、色持ちが段違いに変わります。

そしてシャンプーは、美容室の「アミノ酸系シャンプー」か「カラーケア用シャンプー」に変えてみて。洗浄力がマイルドで、髪のドアを優しく閉じながら洗ってくれます。

さらに、黄色く色落ちしてくるのが嫌な人は、「紫シャンプー(ムラシャン)」や「シルバーシャンプー」を週に2〜3回取り入れるのが超オススメ。黄みの打ち消し色である「紫」を補給してあげることで、あの嫌なパサパサした黄色っぽさを防ぎ、綺麗なアッシュ感をキープできます。

お風呂上がりはスピード勝負!とにかくすぐ乾かす

お風呂から上がったら、タオルの上から優しく叩くように水分を取る(ゴシゴシ擦るのもキューティクルが痛むからNG!)。

そしたら、すぐ!本当にすぐに!ミルクタイプやオイルタイプの「洗い流さないトリートメント」を髪の中間〜毛先につけてください。これがドライヤーの熱から髪を守るバリアになります。

そのあと、速攻でドライヤーで乾かす。根元から風を当てて、最後は上から下に向かって風を当ててキューティクルを整える。乾かしきる直前に「冷風」を全体に当てて締めくくると、キューティクルがキュッと引き締まって、ツヤと色が内部に閉じ込められますよ。

美容室でのオーダー方法をちょっと変えてみる

美容室での頼み方も工夫してみよう。次回美容室に行くときは、こう言ってみてください。

「最初は少し暗く(濃く)なってもいいので、色持ち重視でアッシュを入れてください」

染めたて当日に「理想の完璧な明るさ」にすると、そこから色落ちする一方です。でも、希望よりほんの少し濃いめにアッシュを入れておけば、染めたて→1週間後→2週間後と、色落ちしていくプロセス自体を「ニュアンスの変化」として楽しむことができるんだよね。これが歴20年のプロがやる、賢いカラーの楽しみ方です。

美髪と素敵なカラーを手に入れるために

長々と話してきたけど、アッシュは決して「扱いづらい意地悪な色」ではありません。しっかりとした理由があって落ちやすくて、正しい愛を持って接してあげれば、他の色には出せない最高の透明感とツヤで、あなたを何倍も魅力的に見せてくれる最高のカラーです。

30代からの髪はお手入れの差がそのまま「見た目年齢」に出ます。今日話したこと、全部を一度にやるのは大変かもしれないけど、まずは「シャワーの温度を38度にする」とか「濡れたまま放置しない」といった、お金のかからないことから始めてみてくださいね。

髪の状態や、元々の髪質、白髪の混ざり具合によって、最適なアッシュの配合やケア方法は一人ひとり違います。もし「自分の髪はどうなんだろう?」と悩みがあれば、担当の美容師さんに相談するのが一番ですよ。あなたの髪を一番よく知っているプロに、本音で甘えてみてください。

これからも、髪の悩みを抱えるみなさんの力になれるような、プロならではの本音発信を続けていきます。この記事が「役に立った!」「面白かった!」と思ってくれたら、ぜひブログのブックマークやシェアをお願いします!

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