高いトリートメントは今すぐ捨てなさい!更年期のパサつきを根本から変える「髪とホルモン」の真実

ヘアケア知識

こんにちは、現役美容師のKAZUです。

美容師を20年以上続けていると、毎日いろんなお客さまと向き合います。その中でも、最近特に多いのが30代後半から50代の方々の「最近、髪がパサパサで何をしてもダメなの」という悲鳴にも似たお悩みです。皆、必死ですよ。SNSでバズっている数千円のトリートメントを買い漁ったり、美容室で1回1万円もする高級トリートメントをオーダーしたりね。

でもね、最初にはっきり言わせてください。その「高いトリートメント」、今すぐゴミ箱に捨ててもいいくらい意味がないかもしれませんよ。厳しいことを言うようですが、表面だけを油分で固めて「綺麗になったつもり」になっているのは、ボロボロの土台に高級なファンデーションを厚塗りしているのと同じなんです。今日は、多くの美容師が本当は言いたくない、でも絶対に知っておいてほしい「髪とホルモン」の真実について、僕の本音をぶちまけようと思います。

表面を固めるだけのケアは卒業しなさい

高いトリートメントを使えば髪が生き返ると思っているなら、それは大きな間違いです。そもそも、髪の毛っていうのは「死んだ細胞」の集まりなんですよ。一度傷んだところが魔法のように元通りに再生することなんて、現代科学でもあり得ません。じゃあ、トリートメントは何をしているのか? 答えは簡単、ただの「コーティング」です。シリコンやオイルで表面を滑らかにして、光を反射させて「ツヤが出たように見せている」だけなんです。

特に更年期世代の髪の悩みは、若い頃のヘアダメージとは質が全く違います。若い頃はカラーやパーマのしすぎで外側が傷んでいるだけ。だから外から補えばなんとかなった。でも、今のあなたの悩みはそうじゃないでしょう? 髪一本一本が細くなり、うねりが出て、内側からスカスカになっている。そこにいくら高い油分を乗せたところで、重さで髪がペタンとするか、ベタつくだけです。高いお金を払って「ベタベタの細い髪」を作っているなんて、滑稽だと思いませんか?

更年期のパサつきは髪の問題ではなくホルモンの問題

なぜ30代後半から髪質が劇的に変わるのか。それは、あなたの努力不足でもシャンプーのせいでもありません。犯人は「エストロゲン」という女性ホルモンの減少です。このエストロゲンは、髪のツヤを保ち、成長期を維持してくれる、いわば「天然の美容液」みたいなもの。これが40代を境に急激に減るんだから、髪がパサつくのは当たり前なんです。

ホルモンバランスが崩れると、頭皮の血流が悪くなり、髪を作る工場(毛母細胞)に栄養が届かなくなります。その結果、生まれてくる髪自体が最初から「栄養失調」状態。これが、皆さんが悩んでいるパサつきやうねりの根本原因です。工場が壊れかけているのに、出荷された製品(髪)にだけ高級なラッピング(トリートメント)をして、何が変わりますか? 変えるべきは、髪そのものではなく、髪を生み出す「土壌」と「体の中」なんですよ。

頭皮を「砂漠」にしていませんか

髪を気にする割に、頭皮を放置している人が多すぎます。顔の皮膚と頭皮はつながっている一枚の皮なのに、顔には高い美容液を塗って、頭皮には洗浄力の強すぎる安いシャンプーを使っている。これじゃあ、髪が綺麗になるわけがありません。更年期世代の頭皮は、ホルモンの影響で乾燥しやすく、非常にデリケートです。まずは「落としすぎない」こと。そして、頭皮の血流を良くするためのマッサージを習慣にすること。これが高いトリートメントを100回やるよりも、10年後のあなたの髪を救います。

髪の曲がり角で選ぶべきは足し算ではなく引き算

僕のサロンに来るお客さまで、髪がボロボロな人に限って「あれもこれも」と塗りたくっている傾向があります。オイルを塗って、ミルクを塗って、さらに仕上げにスプレー。そんなに塗り重ねたら、髪が窒息してしまいますよ。髪の毛に必要なのは、過剰な油分ではなく、適度な水分とそれを保持する力です。

更年期世代のヘアケアで一番大事なのは「引き算」です。洗浄力の強いシャンプーをやめる。コーティング剤がギトギトに入ったトリートメントをやめる。その代わりに、頭皮の環境を整えるケアにシフトする。高級なトリートメントを1本買うお金があるなら、そのお金で質の良いパドルブラシを買って、毎日頭皮をブラッシングしてください。自分の手で血流を促す方が、よっぽど髪に栄養が行き渡りますよ。

食事と睡眠を疎かにする人に美髪は宿らない

「美容師が生活習慣のことなんて言うなよ」と思うかもしれませんが、髪は血から作られます。タンパク質が足りない、鉄分が足りない、睡眠不足で成長ホルモンが出ない。そんな状態で、外側からのケアだけで髪が綺麗になるはずがないんです。特に更年期は、体が大きく変化する時期。大豆製品を意識して摂るとか、しっかりお風呂に浸かって血行を良くするとか、そんな当たり前のことが、実は一番のヘアケアなんです。近道を探そうとするから、変な広告に騙されて高いトリートメントを買わされるんですよ。

髪を「隠す」のではなく「育てる」という意識改革

いいですか、30代を過ぎたら「即効性」を求めるのをやめましょう。1回で髪がツルツルになるトリートメントは、ただの「ドーピング」です。その場しのぎの美しさにしがみつくのはもう終わり。これからは、半年後、1年後の髪をどう健康にするかを考える「育成」の時期なんです。

髪がパサついてまとまらないなら、無理に伸ばさずに、扱いやすい長さにカットするのも一つの手です。傷んだ毛先を後生大事に抱えていても、老けて見えるだけ。潔く切って、そこから健康な髪を育てていく。その潔さが、大人女子のカッコよさだと僕は思いますよ。プロの僕から見れば、パサパサのロングヘアより、ツヤのあるショートやボブの方が、よっぽど若々しくて上品に見えますから。

美容師との付き合い方を変えれば髪はもっと変わる

最後に、あなたに一番伝えたいことがあります。それは、自分の髪の変化を恥ずかしがらずに、もっと僕ら美容師に本音で話してほしいということです。更年期の悩みは、誰にでもあること。それを隠して「とりあえずいつものメニューで」なんて言っているのはもったいない!

信頼できる美容師なら、今のあなたのホルモンバランスやライフスタイルに合わせた提案をしてくれるはずです。「最近、抜け毛が増えた気がする」「トップのボリュームが出ない」……そんな小さな悩みの中に、解決のヒントが隠れています。高いトリートメントを売りつけてくる美容師ではなく、あなたの10年後の髪を一緒に考えてくれるパートナーを見つけてください。

これまで良かれと思ってやってきたケアが、実は逆効果だった……なんてことはよくある話です。でも、今日から意識を変えれば、髪は必ず応えてくれます。年齢を重ねることは、決して美しさが損なわれることではありません。今のあなたにしか出せない「大人のツヤ」を一緒に作っていきましょうよ。僕も現場で、皆さんの髪を本気で守るために、今日もハサミを握っています。

悩みがあれば、担当の美容師さんに相談するのが一番ですよ。一人で悩んで、ネットの怪しい情報に振り回されるのはもうおしまい。あなたの髪を一番よく知っているのは、鏡の前のあなたと、あなたの担当美容師さんなんですから。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも、皆さんの髪がもっと自由で美しくなるためのヒントをお届けしますので、よろしくお願いします!

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