こんにちは、現役美容師のKAZUです。
美容師としてハサミを握り続けて20年以上。これまで、のべ数万人のお客様の髪と頭皮を診てきました。その中で、僕が確信していることがあります。それは「髪を見れば、その人が普段どんなシャンプーを使っているか、ほぼ100%当たる」ということです。
正直に言いましょう。30代を過ぎてから、ドラッグストアで適当に手に取った「安くて香りがいいだけのシャンプー」を使い続けるのは、自分の未来の姿をドブに捨てているのと同じです。今日は、20年髪を見続けてきた僕だからこそ言える、市販の安いシャンプーを使い続けた5年後の「残酷な末路」について、本音で話をさせてもらいますね。
安いシャンプーの正体は食器用洗剤とほぼ同じ
まず、なぜ市販のシャンプーが数百円で買えるのか、考えたことはありますか?答えはシンプル。中身のほとんどが安価な「洗浄成分(界面活性剤)」と「水」だからです。具体的に言うと、多くの安価なシャンプーには『ラウレス硫酸ナトリウム』などの、非常に脱脂力の強い成分が使われています。
これ、ハッキリ言って「食器用洗剤」と洗浄力の強さは大差ありません。油ギトギトのフライパンを洗うような成分で、デリケートなあなたの頭皮と髪を毎日ゴシゴシ洗っているところを想像してみてください。怖くないですか?
20代の頃なら、まだ肌の再生力も高いし、髪の自浄作用もあるから耐えられるかもしれません。でも、30代、40代、50代と年齢を重ねるにつれ、肌の水分量は減り、髪を作る細胞の元気もなくなってきます。そこにこの強力すぎる洗浄剤をブチ込み続けると、どうなるか。答えは火を見るより明らかです。
使い続けた先に待っているパサパサの老け見え髪
安いシャンプーを5年使い続けた人の髪を触ると、すぐに分かります。指通りを良くするために「シリコン」が大量に塗りたくられているのに、髪の芯はスカスカ。まるで、ボロボロの壁に高級なペンキを塗り重ねて誤魔化しているような状態です。
最初は「いい匂いだし、サラサラするからこれでいいや」と思うでしょう。でも、5年も経てば、シリコンのコーティングの下で髪のタンパク質は流出しきっています。その結果、髪はツヤを失い、一本一本が細くなり、湿気でうねり、全体的に「パサパサで疲れた印象」を与えてしまう。これが、僕たちが一番避けたい「老け見え」の最大の原因なんです。
美容室で高いトリートメントをしても、その場しのぎにしかなりません。土台となる日々のシャンプーが髪を破壊し続けているんですから、バケツの底に穴が開いているようなものです。お金をかけて綺麗にしようとしても、安いシャンプーがそれを全て台無しにしている事実に、早く気づいてほしいんです。
砂漠化した頭皮から美しい髪は生えてこない
髪の毛のことばかり気にしがちですが、本当に深刻なのは「頭皮」へのダメージです。強力な洗浄成分は、頭皮に必要な皮脂まで根こそぎ奪い去ります。すると、頭皮は「油分が足りない!」と勘違いして、過剰に皮脂を分泌するようになります。これが、夕方の頭皮のニオイやベタつきの正体です。
さらに恐ろしいのは、乾燥しきった頭皮がカチカチに硬くなること。植物を想像してください。カチカチに乾いたひび割れた土から、立派な花は咲きませんよね?髪も同じです。血行が悪くなり、栄養が行き渡らなくなった硬い頭皮からは、細くて弱々しい髪しか生えてこなくなります。
「最近、分け目が目立つようになった」「髪のボリュームがなくなった」と嘆くお客様の多くが、実はこの「5年間のシャンプー選びのミス」のツケを払わされているんです。これは遺伝だけのせいじゃありません。あなたが毎日選んできたシャンプーの結果なんです。
シリコンの蓄積が招く悪循環
市販の安いシャンプーには、手触りを良くするために安価なシリコンやポリマーが大量に入っています。これが厄介なんです。毎日使い続けることで、頭皮や髪にこのシリコンが層のように蓄積していきます。これを僕たちは「ビルドアップ」と呼びます。
ビルドアップした髪は、美容室でのカラーの染まりを悪くし、パーマのかかりをムラにします。さらに、せっかく良い育毛剤や美容液を使っても、シリコンの膜が邪魔をして浸透しません。結果、より強い薬を使わざるを得なくなり、髪がさらに傷む……という、負のスパイラルに陥るわけです。
5年経った頃には、何をやっても理想のスタイルにならない「手の施しようがない状態」になってしまうことも珍しくありません。プロとして、これほど悲しいことはありません。本来ならもっと美しくなれるはずの髪が、日々の数百円の節約のために死んでいるんですから。
髪への投資は自分を大切にすることと同じ
「でも、美容室のシャンプーは高いから……」という声が聞こえてきそうです。確かに、市販品の数倍の値段はします。でも、よく考えてみてください。1日あたりの差額にしたら、ペットボトル1本分、あるいはコンビニのお菓子1個分くらいじゃないですか?
5年後の自分の姿を想像してみてください。パサパサで老けて見える髪で、自信をなくして帽子で隠して過ごすのか。それとも、同年代が羨むようなツヤとボリュームを維持し、鏡を見るのが楽しくなる毎日を過ごすのか。その差は、今あなたの目の前にあるシャンプーボトルにあります。
いいシャンプーは、単に汚れを落とすだけではありません。髪を洗いながら「補修」し、頭皮を「養う」ものです。30代を過ぎたら、シャンプーは「洗浄剤」ではなく「美容液」だと思って選んでほしいんです。それが、20年間お客様の悩みと向き合ってきた僕の、切実な願いです。
最後に伝えたいこと
厳しいことも言いましたが、それはあなたの髪にまだ可能性があると信じているからです。今からでも遅くありません。今日からシャンプーを変えれば、半年後、1年後、そして5年後のあなたの髪は、必ず答えを返してくれます。
自分の髪質に何が合うのか、今の頭皮の状態はどうなのか。ネットの情報に振り回される前に、まずは信頼できるプロに聞いてみてください。悩みがあれば、担当の美容師さんに相談するのが一番ですよ。あなたの髪を一番よく知っているのは、その人ですから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも、皆さんが自分の髪をもっと好きになれるような本音の情報を発信していきますので、よろしくお願いします!


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